2011年05月13日
新種?
このテントウムシ、ナミテントウだと思ったら・・・何か・・違う(ー_ー)!!
自分の畑の野菜を食べてる、アブラムシを、すごい勢いで食べてくれる。
畑の益虫。
黒に、赤い星2つで、ナミテントウだと思ったが、
フタツボシテントウでもなさそうだし・・・、
赤い星が、円くない。
カッコイイデザインになってるので、本に載ってないテントウムシだろう。
日本に100種類以上いるとか言われてるので、見た事無いテントウムシがいても、
おかしくない。
しかし、漆喰器みたいだ。
畑のレギュラー、セブンスター!ナナホシテントウだ。
でた、オオニジュウヤホシテントウ、別名、テントウムシダマシ。
害虫だ。
補殺しようと、手で触れた瞬間、捕まりまいと、力を抜いて、わざと葉から落ちて、
土にまぎれて、逃げる、やらしい奴だ。
テントウムシより、柔らかく、掴みずらい、さらに、黄色い液体をだす。
無臭だが、多分、天敵に毒だと思わせて逃げるんだろう。
自分の身を守る為に、いろんなオプションがあるものだ。
そういえば、アオムシサムライコマユバチに寄生された、
アオムシの写メも撮ったが、
ちょうど、寄生後、体外に出て、繭を作られてた時の悲惨な状況なので、
(アオムシの体から何十匹の幼虫が這い出てる時の写メ)
公開は、もっと穏やかな時の写メにしよう。
アオムシの最大の天敵、アオムシサムライコマユバチは、わずか3㍉。
このハチは、アオムシの体内に産卵して、幼虫を育てる寄生蜂だ。
体内で育った幼虫は、アオムシの体皮を中から、数か所食い破って、
外に出た後、積み重なるように、繭を作る。
その間、もがき、苦しみながら、青虫は死んでいく。
コマユバチは、その後1週間で成虫になり、また、次々にアオムシを、
求めて、飛び立つ。
寄生蜂から、危うく難を逃れて、蛹になれたアオムシを待つのは、
アオムシコバチと言う寄生蜂。
更に、アオムシは、サシガメや、アシナガ蜂、野鳥に狩られ、
幾多の難を逃れて、蝶になれるのは、本当に、ごく僅か。
だから、無農薬栽培の方が、自然が循環する。
農薬や、化学肥料を入れると、生物がいない畑になる。
最近は、技術の向上で低農薬で、有機+化学肥料で、栽培されてるので、
有機無農薬栽培の野菜と、ほぼ、味の違いが無くなってきてるが、
やはり、生物がいる畑の方が、楽しい。
無農薬で栽培してる畑に一歩足を踏み入れれば、
そこには、自分の想像を遥かに超えた多様な虫たちが生息してる。
無農薬栽培で、虫害が多発しないのは、その虫たちが、
昼夜を問わず、命のドラマを演じていて、絶妙なバランスのもとに、
均衡を保っているからだろう。
今も、目の届かない場所で、天敵が畑を守ってくれてるんだろうな。
Posted by 慶 at 01:58
│畑の生物